安中榛名~横川~碓氷峠~軽井沢~北軽井沢~嬬恋パノラマライン~鳥井峠~真田~実家:ツーリング

ツーリングの記事を書く前に、私も随分長い間お世話になっている素敵な自転車ブログ、”タマルパ山通信”が、ご本人の素性も明かし、新しい自転車ジャーナルサイトを立ちあげました。

“THE BIKE JOURNAL” :  http://bikejournal.jp

私の素人底辺レビューとは違い、経験も実績もある方が読みやすい文体で公正に裁くというサイトでして、次々あがる記事が楽しみで仕方がありません。今はディープリムホイールの頂上決戦と題して、記事がアップされています。タマルパさんの記事が無ければ私も買っていなかったBora2が高評価を得られるのか楽しみなところです。また、最新のロードバイク開発は、”エアロ・空気抵抗”バトルと称し、ロングターム特集として、TREK SpeedConcept 9.9をレビューしていく様です。ツール・ド・スイスの最終ステージの個人TTでは上位が全てSpeedConcept独占で、しかも総合順位までひっくり返してしまいました。もちろん選手の実力もありますが、SC9.9は現在最も速く走れるロードバイクな気がしています。そのレビューも楽しみですね。私も欲しいです。

************ 本記事は以下より。 ******************

今回は、実家(長野県上田市殿城)でBBQをやるというので、帰省ツーリングをしてきました。日本橋から上田までは距離にして190km程度なので、もちろん東京から載っていっても良かったのですが、最近自然・山ばかり走っていると東京→高崎までのコースが平坦で且つ、都会のストップ&ゴーで面倒になり、先週と同様に、長野新幹線輪行で安中榛名駅まで出ました。

長野新幹線輪行:東京駅→安中榛名駅@始発

経路:安中榛名駅→横川(おぎのや:峠の釜飯)→碓氷峠(旧道)→軽井沢→中軽井沢→峰の茶屋→北軽井沢→嬬恋→つまごいパノラマライン→鳥居峠→真田→殿城

距離:119km、獲得標高:2638m

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=1996564d0b3528b73a3c5c8acfc1c01f

登りのポイントは4つ。
1:碓氷峠@10~32km付近
2:中軽井沢~北軽井沢に抜ける峠@37~45km付近
3:嬬恋パノラマラインのスタート地点への登り@65~78km付近
4:鳥居峠@96~103km付近


広域地図。群馬から長野に入って、もう一度群馬に入って長野に戻ります。


いつも通り、東京駅から輪行です。前ホイールだけ取り外すフレームにダメージが少ないタイプ。
オーストリッチ 超速FIVE輪行袋 (ネイビーブルー)ってやつですな。ストロンガーなんとかという強化版もあるようですが、これは強化版では”ありません”。
先日の館山ツーリングで紹介しているように、バーエンド+軍手などで緩衝材を使っています。


安中榛名駅ロータリです。イマイチ何を撮っているのかわかりませんが、駅前は道もバッチリ整備され、”都会からの移住組”に期待しています。
このあたりは何もないという人も居ますが、チャリ乗りからすれば無いのが良いのです。ここに高層マンションが建ったら全く魅力のない街に。
駅前ロータリにコンビニがあるので非常に便利です。エネルギーゼリーなり水なりを買い込んで出発です。


安中榛名から横川までは10kmちょっとあります。逆に峠登り前の良いウォーミングアップになります。のどかで良いところです。


おぎのや到着。とりあえず朝飯を(敢えて)あまり食べてこなかったので、ここで釜飯を食べます。がっつり食って碓氷峠(旧道)登り。


5月に碓氷峠に登った記事でも紹介しましたが、途中、水道橋があります。ここは見応えありますね。
旧道は180個のカーブがあり、下からカーブの数が書いてあるので、ゴールが予想出来やすいです。
平均勾配は約5度、最大でも8~9度位(?)でしょうか、高低差はありますが距離も長いので勾配はきつくありません。


で、登頂完了。途中、3人ほど他のローディーが登っていました。
今回のお供は、Canyon Ultimate CF SLX 2010 + Campagnolo Bora Ultra Two。カンパフリーのホイールが手元に今これしかないので・・・。
チューブラーで行くのはややリスクがありましたが、写真の様に安チューブラータイヤを携帯して行きました。(結果としてパンクなし)
あと、山登りでディープリムかよという話ですが、このホイールは割と軽量なので全く問題ありません。しかもそれほど激坂登っているわけでもないし。

碓氷峠の頂上で、群馬と長野の県境で軽井沢町に入ります。


なんていうテキトーな写真ではありますが、ここは中軽井沢駅入り口の交差点。日本ロマンチック街道の1地点でもあります。
この中軽井沢から、写真の鬼押出しの方に向かって登っていきます。この坂が碓氷峠よりもよっぽど急坂でして、とってもろまんちっくです。
途中ローディーも3人登っていました。うん。キツイ。


さて2つめの峠を登ると、上には”峰の茶屋”が。ここで食時などを取ったことはありませんが、着替えたり、水分補給したりと一休み。
せっかく登ったのもここから長野原・北軽井沢の方へ一気に下ります。


まさかの2週連続同じ構図(笑)峠を下りている途中にちょっとした広場があって、この看板があります。
せっかくですので、記念撮影。

やはり、このホイールとコンチネンタル・コンペティションの組み合わせはとても素敵で、先週のクリンチャーと比べて随分乗り心地が良いです。
パンクさえしなければ(今回のツーリングではしていないけど)、個人的には理想的なホイール回りです。

とはいえ、この辺りのダンシング中に前ホイールからカラカラと。どう見てもホイールの玉当たりが弱そうです。帰宅後に要調整です。


さて、快適に下り続けると、”万座・鹿沢口”駅の近くまでやってきました。ここから144号に乗って鳥居峠に迎うのも良かったのですが、ネットの情報で嬬恋パノラマラインという道が極めて綺麗という情報を入手しました。そこで、144号には乗らずに、やはり”日本ろまんちっく街道”を草津方面に登って行き、”つまごいパノラマライン”の入り口まで登ることにしました。ちなみにこれは万座川になるんだと思います。


登っていく途中、綺麗な入道雲が・・・。ってことは、考えてみれば夕立が予想できたわけです。


登っていく間は、こんな感じで嬬恋の高原野菜の田畑に囲まれた道でした。


さて、レンズが曇っているのを気が付かずに撮影(苦笑
場所は:http://bit.ly/p1AOWB ここです。ここからつまごいパノラマライン(北ルート)がスタート。このあたりから雲行きが怪しくなってきました・・。


最高に、レンズの前玉が曇っています(笑)
とはいえ、こんな道をずーっと走ってゆきます。道の状態も良く、車もほとんど走らず自転車的に最高の道です。


iPhone4による撮影。入道雲がもくもく発生しまくり。こんな感じの綺麗な高原野菜田畑に囲まれた道を走ってゆきます。


予想通り、土砂降り。完全びしょ濡れ。このカメラ Panasonic Lumix DMC-GF1を首に掛けながら走っていたので、思いっきりぬれました。
それでシャッターが切れなくなりました。原因はシャッターボタン内に水が入り、接点部が水分で短絡しているようです。つまりシャッター押しっぱなしの状態。
電源を入れると直ぐにシャッターが切れて、その後シャッターが押しても撮影できない状態(まぁ押しっぱなしだから当たり前か)
というわけで、電源を入れて撮影し、また切るという作戦に。EOS一桁に慣れているとカメラなんぞ水でも大丈夫という感覚だったためウッカリしていました。


雨が続く中、こんな橋なども。晴れていれば最高に素敵な場所です。(とはいえ夕立の時間は10分程度ですが)


雨も止みましたので、靴下や上着などを着替え。山登りなのでいろいろ着替えを持って走っています。
大雨の中でもBora2とカンパ純正カーボンブレーキシューは特に制動力に問題はありませんでした。
まぁ若干効きが悪いかなという程度。私くらいチンタラ走っていれば問題は全くないレベルです。
写真の通り、チューブラー替えタイヤがツールボックスからはみ出しているのでツールボックスの中まで浸水・・・。


写真がしょぼくて萎えるのですが、要するにこういう道をずっと走れます。気持ち良いです。


さて、パノラマラインが終わると、最後は144号(長野道)を鳥居峠に向かって登ってゆきます。
鳥居峠はウチの地元でも割と有名な峠で、だいぶ覚悟していたのですが、群馬側からは(パノラマラインが終わったところが既にかなり登った後)それほど辛くなくあっさりと登頂。


とりあえず記念撮影。峠の売店がやっていることを期待していましたが、もう数年前には廃業しているようでした。
途中エネルギー不足になりそうで、不安でしたが後は下るだけなのでまぁ、いいかと。

ここからの下り坂が大変でした。長野側は地元で有名なだけあってかなりの激坂。下りはブレーキふみっぱなしで、ブレーキパッド(シュー)が溶けそうな勢いでした。
後でみてみましたが、やはり黒い粉が多数。そりゃ70キロオーバーで下っていけばある速度で安定するんでしょうけど、そこまでチキンなので攻めれません。
まったり、ブレーキ踏みっぱなしで下山。とはいえDuraAceとは違ってブレーキ+エルゴパワーが良いので特に疲れません。


最近の歴史ブーム?で、真田氏が有名な様ですね。鳥居峠を下り、まさに真田氏の本城跡なりを通過して、実家のある地域まで来ました。
写真の置くに見える盆地の市街地が上田市中心街です。

帰宅後、家族でBBQをやり落とした脂肪全て回復(笑)。途中雨が残年でしたが、距離も上りも良いコースでした。
チューブラータイヤのパンクだけが心配でしたが、何とか大丈夫でした。

峠を登るのは好みがあるかと思いますが、嬬恋パノラマラインは綺麗な道ですのでオススメです。

************** 次の日 ************

さて、土曜日→日曜日は実家に泊まり、日曜日は上京しなければなりません。
実家より、軽井沢までの約40km弱を走り、軽井沢から新幹線輪行で帰ってきました。
朝6時前に出発し、7:30の軽井沢の電車に乗れました。

安中榛名~横川~碓氷峠~軽井沢~北軽井沢~嬬恋パノラマライン~鳥井峠~真田~実家:ツーリング」への8件のフィードバック

  1. spacewalkerさん
    相変わらずすごい行動力ですね。あれ、見覚えあるって思ったのですが、去年軽井沢グランフォンドで通った道でした。嬬恋の景色は良かったです。しかし私はこの鳥居峠を登りきって上田にぬける下りでガードレールに激突したのでした。
    http://hirottake.blog130.fc2.com/blog-date-201006-7.html
    最初に購入したFP2がここで大破し、今のFP3フレームを購入したのです。FP2が私を守ってくれました。本当に思い出深いコースでもう一度行ってみたいですね。

  2. hirottakeさん

    いえいえ、hirotakkeさんのツーリングにしろレースの参加を拝見すると、私もがんばろうという気になります。

    しかも、去年のグランフォンドとほぼ同じコースなのですね!(調べてみてびっくり)

    記事拝見いたしましたが、FP2での事故があったのですね・・。本当にフレームが折れてくれてそうとうエネルギーを吸収してくれた様ですね。大きなお怪我がなく、更に今のFP3に進まれているということで安心致しました。お互い事故は気をつけましょう。

  3. 今回使われた輪行バッグ、調べてみたら結構な値段がするんですね ( ^ _ ^ ; )

    近いうちに輪行でツーリングする予定があるのでどれにしようかと悩み中です。

    新幹線での輪行なので、あまり場所を取らない方がいいのでしょうか。

  4. fuk@さん

    たしかに、あの輪行バッグは高かった気が・・・・。
    オーストリッチのほかにモンベルなど、いろいろ悩みますがどれも高いですよね・・・。
    良いのが見つかると良いですね!

    新幹線輪行ですが、本来は両方のタイヤを外すタイプがしまったときの体積が小さくて良いですよね。
    一方で、どうもリヤエンド・ディレーラーなどが傷つく可能性がたかく、最近の1人ツーリングでは、紹介した前タイヤのみはずすタイプにしています。
    多少混んでいる新幹線でも1人程度なら問題ないとは思います。4,5人のツーリングですと、車両を分けるなどの工夫をしたほうが良いかもしれませんね。

  5. ロードもどんどんTTバイク化していきますね。今度でた、サーベロS5なんてかなりTTよりのロードですし。
    カッコイイとは思わないけど、正直今はAEROADより気になってたりします(^^;)
    とはいえ、今後エアロロードは続々と出てきそうで楽しみでもありますね。

    軽井沢の方は写真で見てるだけでも都内より涼しそう。気持よさそう。
    一応、私も前後輪はずすタイプの輪行袋買ってみました。ただ、やっぱり前後輪はずすのは面倒ですね。

  6. こんにちは。

    S5は特にサドルのあたりなんぞ、完璧にTTフレームですよね。エアロダイナミクスを考慮したフレームがはやっていますよね。
    Aeroad, Foil, Venge, S5, LITESPEED(笑)どんどん出ていますね。私のフレーム達はそれぞれコンセプトも違いますが、やはりコンポ、タイヤを交換したりいろいろ試して見ても、明確に個性はありますよね。全然違って楽しいです。今日のコースはこうだから、このフレームで行こうみたいなフィッティングもできるようになってきました。
    C階段さんもSLXをお持ちですから、是非、他社のエアロロードに行って下さい!(笑

    輪行は本当にチャリが痛むので、お気を付けてください。特に後輪をはずすのは、リヤエンドバー回り、リアディレイラー、チェーンリング、ディレーラーハンガーあたりをちょくちょくぶつける or 移動中そのどれかが床と接していて振動がもろの受ける体勢になることもありますので、緩衝材などの用意をどうぞお忘れ無く。

    私もアルミのクロスバイクはかなり痛みました。そこでどこが痛むのかを学習して今の緩衝材に至っています・・。

  7. miyashitaさん、こんにちは。

    そうか、Litespeedなんて相当なエアロロードですよね。(笑)
    でも、いくらフレームが進化しようと一番の空気抵抗が人間なので、本来はもっとウエア等が進化してもおかしくない気がしています。エアロスーツ等もあるようですが、もっと普通のロード用のウエアで空気抵抗を減らすようにならないもんなんでしょうかね?

    やっぱり、後輪まではずすタイプは痛みそうですよね。エンド金具くらいじゃ混んでる車内で蹴とばされたら一発でディレイラー曲がるなって感じですし。
    そう考えると場所とっても前輪のみはずすタイプの方がよさげですね。立てちゃえば意外にスペースもとらずに済みそうですし。ちょっともう一回前輪のみのタイプを購入して慣れたら前後輪タイプを使うことを考えてみます。ありがとうございました。

  8. こんにちは!

    確かにTTの時はバイクもそうですし、ヘルメットもウェアも完全につるつるですものね。あれで明確にタイム差が出ているので、エアロブームならジャージもヘルメットも変えていかないといけないですよね。
    すくなくともジャージは素材からもう少し改善点ありそうですね。

    後輪を外すタイムでも、付属の金具だけじゃなく、いろいろと緩衝材をつければ行けると思いますし、実際に輪行でみかけるのは圧倒的にそちらのタイプですよね。とはいえやはり痛む可能性は高いと思います。
    一人での輪行なら多少場所をとっても良いのかなと思っておりまして、両輪はずす輪行袋は最近ほとんど使っていません。
    おっしゃるとおり立てちゃうのはありだとおもいます。そうなるとフロントフォームすら床に着かないので、フレームへのダメージは皆無な気がします。工夫次第でうまく運べそうですよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です