さて、また群馬・長野方面にツーリングに行ってきました。途中で、既に開通していたはずの、”志賀草津道路が閉鎖”というアクシデントがありコース変更になりましたが、天気も良く素晴らしいツーリングになりました。
(走る予定だったコース):安中榛名駅~須賀尾峠~草津(湯畑)~渋峠(引き返し)~草津~つまごいパノラマライン~地蔵峠(湯の丸)~佐久平駅
ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e30ee6b9b6ec94d22ae78efadd82a460
(実際に走ったコース):安中榛名駅~須賀尾峠~草津(湯畑)~天狗山レストハウス先で道路閉鎖(引き返し)~草津~つまごいパノラマライン~地蔵峠(湯の丸)~軽井沢
ルートラボ: http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=bbaa206bc11e68ce26a90c89c970ad7d
距離:147km
獲得標高:3705m
1)風戸峠:これは盲点でした。いままで安中榛名駅から倉渕に向かう際に、”安榛トンネル”を通っていました。今回はじめて、その道ではなく、風戸峠を通ってみたところびっくり。おそらくもともとこの峠がこの山を越える道だったのでしょうね。この峠を避けるために、”安榛トンネル”を作ったと思います。はい、まだ全然体がウォームアップしていないところで13%の登り。焦りました(笑)。というわけで、安中榛名に降り立ったときに、いきなり体を使いたい方は是非、風戸峠を!(笑)
2)?峠:本来は二度上峠を越えるのが良いと思いますが、今回は長旅だったので、須賀尾峠に向かう比較的緩やかな道を選びました。須賀尾峠の前に確かにちょっとした起伏がありましたが、名前もないし。
3)須賀尾峠:あんまり道が良くありません。あと、二度上峠に比べて交通量が多く、北軽井沢方面に抜けるなら、峠の質を考えると断然二度上だと思います。ただ、二度上峠に登ってしまうと、それなりに足を使ってしまうため(私のような貧脚の場合)、その後のコース取りは留意する必要があります。
4)草津への登り(292号):草津へ上がる道は何個かありますが、今回は”長野原草津口駅”の方から上がる道です。それなりにダラダラ登りが続きますので、”峠”ではありませんが留意は必要です。渋峠を考えると草津までは簡単に上がれるとは思わずに、この登り坂も一応確認を。
5)草津→渋峠(志賀草津道路):天狗山レストハウス先で閉鎖していました。もちろんツール・ド・草津の頃に開通していますが、一昨日季節外れの雪が降ったらしく、本日は除雪の為閉鎖させられていました。残念!
6)つまごいパノラマライン(北ルート):後述しますが、嬬恋の高原野菜畑の中を(極めて美しい道)爆走できます。素晴らしい。ちなみに標高図を見ればわかるように起伏が激しいので(登りもたくさんある)注意が必要です。今回は北ルートの入り口から入り、南ルートに切り替わる辺りで、7)の湯の丸側に離れました。
7)湯の丸高原(地蔵峠):嬬恋側から登る道もそれなりに傾斜がありました。やはり今回のツーリングでいう下りる側(東御市側)はヤバイですね。激坂でした。
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さて、今回は北風が鬼の様に強く、基本安中榛名から北側に向かっていたので始終向かい風で非常にきつかったです。よって気温も5度程度。草津は0度に近かったです(雪降っていたし)。しかし天気は最高で本当に綺麗な山々が見えたので写真貼りまくりで。写真はクリックすると拡大。
長野新幹線安中榛名駅。毎度です。今回は、ランドナーの方も輪行でいらっしゃいました。ランドナータイプの自転車って泥よけもはずれるんですね。私の方が早く組み上がりましたので、挨拶してスタート。
安中榛名駅から(初めて通った)風戸峠頂上付近より。とても緑が綺麗な場所。安中榛名駅周辺は最高です。それにしても、全く体が温まっていないところで13%登りはビビりました。
草津街道沿いの倉渕あたりの風景。のどかです。ウチの母方の祖父・祖母の家にそっくりな赤屋根の家があったのでパシャリ。
この辺りでテンションあがりまくりです。やはりロードバイクは都会で乗っていてもしゃーないなと思わざるを得ない快適な道と風景。
そもそも自転車が走る車道の左側に変な細かいゴミが落ちていないので、何となくですがパンクもしがたい気がします。お台場のあたりってゴミだらけで走っていても”ポツポツ”言っているし・・。
上記標高マップにおける”?峠”のあたり。ちょっとした登りです。道はそれなりに古くて痛んでいます。
ちなみに超お勧めの二度上峠は去年工事をして、峠付近は極めて綺麗な道です。
”須賀尾峠”開始の看板です。大した峠ではありませんが、やはり”この先7.6km間は連続雨量100mmに達したとき、通行止め”に。峠といえば、”連続雨量で閉鎖”看板ですが、これを見るとテンションあがりますね。
写真が酷いですが、須賀尾峠の頂上です。大した峠じゃないので、特別頂上の看板がありません。峠を越えると長野原町に入ります。
あ、ちなみに今回は、Bora Ultra Two の50mmディープリム(チューブラー)で行きました。やっぱり快適ですね。やはり登りに80mmはねーなと思ったり(今後も使う予定だけど)
須賀尾峠を越えてからの下り。緑がとても綺麗な道でした。
須賀尾峠を下りると、”ザ・無駄遣い”の橋が。全くこんな物不要です。本当に下らない橋です。お金がもったいない。この地域から明確に浮いています。
こんなアホ建造物は今後は建てないようにして欲しいですね。下品極まりない。
さて、長野原草津口駅より、草津の方に上がっていきます。峠ではありませんが、この坂も 連続雨量が多いと通行止めです。
こんな感じでそれなりにクネクネで、傾斜もある道を上ってゆきます。
さて、草津温泉の湯畑に到着。そういえば2,3週間前にも来たばかりなのですが。今回は天気もよく観光客が実に多かったです。
草津あたりでは粉雪が舞っていました。気温も氷点下に近い温度。極めて寒く、足湯に入っていてそれほど暖かくありませんでした。とにかく山からの吹き下ろしの北風が寒すぎてびっくり。
天狗山レストハウスよりちょっと上がったところのゲート。志賀草津道路は、一昨日の降雪の為に閉鎖していました。残念。
草津は桜が満開から少しピークを越えた位でした。綺麗でした。
さて、草津から少し下りて、群馬県嬬恋村の高原野菜地域を走る、最高に素晴らしい”パノラマライン”に入ります。ちなみに”北ルート”の入り口になります。
その前に留意点としてパノラマラインは、コンビニは皆無、パンなど売っているお店も殆どなく、自動販売機も殆どありません。
つまり、パノラマラインに入る前に、十分に食料・水分を確保しておく必要があるので、この点はご注意を。草津から少し下がってこの北ルートに入る場合は、
292号沿いのセブンイレブンで補給すべきだと思います。これ以降はしばらくありません。
セブンイレブンの位置:http://g.co/maps/xa6pw
さて、ここから”極めて美しく”、”極めて走りやすい”パノラマラインの爆走(当社比)です。
はい。パノラマラインの入り口に入って直ぐにこんな道。如何に素晴らしい道か伝わりますでしょうか。
こういう道を走ってしまうと、100~200mごとに信号に止めさせられる都内でロードバイクを乗る意味がわかりません(笑
もちろん北海道でも沖縄でもこういう道はたくさんあるかと思いますが、東京から気軽に来られる、そして起伏があって登りもあるという山岳道として、非常に素晴らしい道だと思います。
ここは、つまごいパノラマラインのマップが置いてある展望台的な場所。
パノラマラインは上りも下りもある起伏がある道です。がっつりと下りで飛ばして、また登らされるの繰り返しです。車は殆ど通りません。
渓谷を越えるようなところはこういった橋も何本もあります。極めて走っていて気持ちが良いです。
ちょっと振り返って写真を撮りました。下に集落が見えますね。中央奥から今走ってきたパノラマラインが見えます。如何に自然の中を走って来られるわかるかと思います。
ちなみに一番奥の山の上の雪ががっているのが、草津、渋峠のあたりですね。まぁ、こうみれば道路が閉鎖されているのもわかります。
さて、嬬恋村といえば超良質な高原野菜です。パノラマラインを半分くらい過ぎると今度はずっと高原野菜の畑が現れます。皆様土曜日でしたが仕事をされていました。そこにチャリで走っていて申し訳ない・・(私が農家の出身なので・・)
それにしても綺麗な道です。中央ちょいと左側が浅間山です。
ちなみに天気は良いですが北風が超強いので雲がどんどん流れていました。
もう極めて素晴らしい道と、申し分ないバイクセッティングに快適でした。やはり50mmディープはバランスが良いですね。こういった起伏のあるストレート道を爆走(当社比)するには素晴らしいホイールでした。とはいえ、やはり80mmでもう一度来たいですね。
ツールボックスには、工具とCO2あたりが入っていますが、Bontrager RXLボトルケージはちょいと強度が弱くて振動でこのツールボックスがビビってました。Bontrager XXXボトルゲージはかっこいいのですが、500ccのボトルまでしか使えないってことでRXLにしましたが、それでもちょいと華奢ですね。なかなか軽くて良いケージがありませんねぇ・・・。
うーん、素敵過ぎる。車も来ないし。
こんな感じの風景がずっと続くので、自販機もコンビニも無いのが分かるかと思います。
(クリックすると拡大)しょぼい写真で申し訳ないのですが、パノラマラインのマップ。図の左下の”赤線”の部分が北ルートの入り口。
この写真は図で右側に走ってきて、”愛妻の丘”に設置されているパノラマラインのマップです。
”嬬恋”っていう名前だけあって、愛妻の丘があるわけですな。
嬬恋の由来は、Yahoo知恵袋に。群馬県 嬬恋村 「嬬恋村」の名前の由来ってどんなものですか?
(本当かどうかは検証しておりません)
さて、パノラマラインの北ルートを越えて、南ルートには”入らずに”。湯の丸高原を越える地蔵峠に登ってゆきます。
この地蔵峠は、長野の地元の友達に言わせると”東御市側”がなかなかタフな坂道なので今度登ってみてと言われていました。
今回はコース上の関係で、東御市側ではなく、嬬恋側からですが坂を見ておく意味でも越えておきたかったので、今回はコース後半に設定。
もう一つ峠を登るのに全く食料補給が取れないので、草津でエネルギーゼリーを3個買ってきたのは正解でした。
さて、写真はその峠を登り始めるときに見つけた”丁石百体観音像(ちょうせきひゃくたいかんのんぞう)”です。地蔵峠というだけあって、数百mおきに100体の観音像がおいてあります。これを見るなり数えていくのも楽しみですね。
嬬恋側のこの像は、”100番目”。つまり坂を登っていくと数字が減っていき、頂上は80番です。
桟敷山(さじきやま)です。登っている途中で見えました。嬬恋側からの登りは大したことがありませんでした。白樺とか綺麗でした^^)v
さて頂上に到着。地蔵峠みたいな看板があるかと思いきやどこにも無し。というわけで、先ほどの80番目の観音様の前で。標高で1730m程度あるので結構寒かったです。雪は無かったですが。
さて、知人が”タブな坂だよ”といっていた坂の”下り”開始。最初から10%下りでした。その後下りていきましたが、確かにこれは凄い坂でした。
もうブレーキを掛けっぱなしで、しかも超ヘアピンが続くので下りるのも大変。Hyperonのクリンチャーだったら定期的に止まって休まないとリムがチンチンでやばかったかもしれないです。
参考までに途中でとまってBoraのリムを触ってみましたが、全然問題なし。やはりクリンチャーリムは薄いのとクリンチャータイヤを受ける構造的に熱が溜まりやすく逃げにくいのでしょうね。Hyperonのチューブラーなら問題ないのかもしれません(去年の美ヶ原を下りたときのリムの熱さは異常だったものであの頃から妙に気になっていて)
ちなみにこの坂はルートラボで見ると、距離12km、標高差1050m、平均勾配8.8%の素敵な坂です。今度、東御市側から登ってみます。
さて、峠を下りて軽井沢駅に戻り新幹線で輪行です。
のらりくらり走っていたのでもう夕方に。北風が鬼の様に吹いていましたが天気も良く気持ち良いツーリングとなりました。
つまごいパノラマラインは非常に素晴らしい道ですので是非ロードバイクで走ってもらいたい道ですね。安中榛名や高崎あたりから行くと若干距離がある場合は、吾妻線あたりで近くまでアプローチしても良いかもしれませんね。そもそも草津を通るので一泊あたりしても良いかもしれません。
そういえば、中軽井沢から軽井沢駅に向かっていく途中でブルベライダーに遭遇。さっと抜いたところ背中に付いたので、少しスピードを落として5kmほどひっぱってあげました。調べてみると昨日は400kmのブルベが2種類開催していたみたいです。400kmを越えるブルベの連中は本当にすごいです。