またも若洲海浜公園。Canon Powershot G1 Xのテスト撮影。

ちょっとした機材テスト(Canon Powershop G1 X)の為、またも(いつもの)若洲海浜公園の朝の写真たち。同じような写真ばかりで進歩なし。
思いっきり曇りで天気悪し。G1とXの間に空白があるのがすごく微妙なんだけど、そういう製品名なので仕方ない。

基本的には、AWB, ISO100 (何枚かISO200), RAW, DPP(v3.11.26)現像+(縮小)JPEG化。レンズは基本的にはワイド端を使用。絞りは開放F2.8に対して少し絞ってF4付近を多用。曇りであるため、基本的にAEマイナス補正を掛けて空でも飛ばない程度に抑えて暗めに。全写真クリックすると拡大。


うーん。なんかこの写真おかしいですね。ピントがずれているのか、手ぶれがあったのか・・。イマイチですが、これは私の要因もありますのでノーカウントで(笑


この写真は、DPPで現像して、Photoshop CS5 (Tiff)渡し、Photoshop内で縮小(幅800px)+30%アンシャープマスクを掛けた状態。
すこしピリっとしますね。DPPにアンシャープマスク付いたんだけど、いまいち使い方がわからん(というよりプレビューをどうやって確認すれば良いかわからん)

とりあえず撮って出し写真たち。今朝使った感想だと、

・カメラの動作のひとつひとつが遅め。Lumix GF1,GX1に比べるとイメージサークルが大きくレンズが大きい為、その機械的な動作からくる遅延時間。あとディジタル処理がやや遅め。総合的にちょいと遅め。瞬間を狙わずにゆったりとスナップ写真的に撮るのであれば問題なく我慢できるレベル。とはいえ、遅いわね。前処理が終わっていない時に、次の撮影をしようとして、半押し判定されず撮影されてしまうケースが数回発生。
・右手親指のダイヤルはCanonが長年採用している回転と十字キーを押せるデザインだけど、これはちょいと押しにくいですね。慣れるとは思いますが。
・全体的にAWBがやや不安定。今回の写真は全て色温度は変更しておらず。
・AFエリアがやや大きいのでAFの癖をちょっと知っておく必要があるかな。まぁ一眼レフに慣れた人ならそのエリアのどの辺で合焦しているかは勘で分かるレベル。
・画質は:とりあえず上の撮って出しを見て判断してくだされ。GF1, GX1に比べるとワンランク上。一方でDPPが使えるメリットは非常に大きいと思っています。DPPが優秀なので。とはいえ、ピリっとした画質ではなくやや眠い傾向がありますが、これはしょうが無いレベルかな。縮小時にアンシャープマスクをやや強めに入れないと、素人ウケは良くない(っておまえも素人だろうというツッコミが今聞こえました)
・カメラ質量に関しては、GF1 + パンケーキレンズより100g位重いかな。まぁ一眼レフを持ち歩くよりは良いでしょうという感想。
・レンズキャップが、紐付きなのでツーリングには良いかも。(GF1の時も紐付きキャップをサードパーティー製で買って使っていたので)
・バッテリーの持ち:まだ分からず。GF1は驚異的な持ちっぷりだった。
・再生プレビュー:はっきりいって液晶は酷い。先ほど上のAFエリアがでかいので求める場所に合焦しているか拡大プレビューで確認したいのだけど、この液晶で合焦を確認するのはほぼ不可能。AFの癖をいろいろな場面を撮って知っておく必要はある。カメラ好きなら十分に対応できるレベル。この辺は文句を言う連中も多い気がする。
・イメージサークルがでかい(APC-Sのちょい小さい1.5型CMOSイメージャーなので)ため、レンズもでかい。その為レンズの最短合焦距離域までAFで常に振っているとAFが遅くて仕方が無くなる。というわけで、このカメラにはチューリップのマークのマクロモードがある。つまりこのモードに入れれば最短合焦距離域までレンズを動かすっていう仕組み。それでもワイド側で最短20cm, テレ側で最短85cmなので、ボケ写真好きの人はこの辺の仕様で文句を言うだろう。私の様に風景にしか使わない人間はこの仕様で全く問題ない。ボケで遊ぶなら一眼レフ+大口径レンズで遊んでくれと。全部叶えるカメラ(レンズ)なぞない。
・総合的に見て、”Canonがレンズ交換式のAPC-S未満のミラーレスは出さない”ことを具現化したようカメラであるG1 Xは、ほぼ満足かなと思っています。人工衛星で搭載カメラを作っていますが、その設計の際にも、どの性能を追求して、どこを妥協するかのトレードオフの連続です。全てを求めても物理的・光学的・技術的な限界はあり、その辺りのバランスを考慮すれば、G1 xは十分に良い位置にいるカメラだと思います。とはいえ、デザインも含めて、宮崎あおいさん、綾瀬はるかさんのようなカメラ女子が主たるユーザーのイメージでは無いですな。あと、全体的にトロい動作はファームアップなどで10%でも改善するならやってほしいですね。G2 Xあたりでまともになるでしょう。今回のDIGICは、1.5型CMOSのドライブで結構処理が一杯一杯の様です。
・2012/07/23 : Canonがまさかのミラーレス一眼 EOS-Mを発表しました(笑

またも若洲海浜公園。Canon Powershot G1 Xのテスト撮影。」への2件のフィードバック

  1. G1 Xこれまた、気になる一台だったんですよね。さすがにちょっと重いので躊躇していたんですけど、
    各社が大きめの撮像素子を載せたコンデジを作る流れがようやく出てきたなと個人的には嬉しく思ってます。このカメラの画質もある意味素材重視というかシャープネスとかもあまりかけすぎずに化粧あっさり
    めで仕上げてくる感じがある意味玄人向けな感じですね。

    シグマのDPシリーズもいいんですけど、とにかくバッテリーが持たなすぎで頻繁に変える必要があるのと
    動作がトロすぎて最近めっきり使わなくなりました。画質的にはくせはあるけど、素晴らしいカメラなんですけど。

    あと、DPPはやっぱりいいですよね。SonyのRAW現像ソフトはもう一つこなれてなくて使いづらいです。

  2. こんにちは。

    G1 X、画質もおっしゃるとおりで、そのまんまという感じです。ISO100をちゃんと備えているので(最近は高感度側にシフトしすぎていて100あたりをおろそかにするカメラが多いなか)、好印象なのですが、やはりちょっと等倍でみると変ですよね??仕上げはあっさりなんですが、何ともいじったような絵というか・・・。

    また後期リポートとして書く予定ですが、AFが相当にダメでもちろん慣れでカバーできるところがありますが、落第レベルだと思います。この辺作り込めずに出しちゃったという感じですね。
    全体的な動きのトロさも(DPシリーズほどではないですが)、DIGICなどの処理能力不足でしょうね。まぁ、全体的に作り込みが悪い製品です。DPシリーズと同様にとりあえずイメージャーの大きさと画質だけはといった感じで、その他が全く甘い製品と言わざるを得ません。

    とりあえずツーリングカメラはこれしかなくなっちゃったので(笑)使わざるを得ませんが、とにかく使いにくいカメラであることは間違いないです。EOSとは開発チームが違うんですかね?Canonがこういう中途半端なモノヅクリを、このクラス(ターゲット層も含め)の製品でやってはいけない気がします。

    DPPは素晴らしいですよね。私もお気に入りで(軽いですし)、ツーリング写真もDPPを使えるのは非常に大きいと思っています。使いにくさが非常にまずいカメラではありますが、画質がまーまー良いので多用していきたいと思います。

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