TREK Madone 7がDauphinéで走っていた。

2012/06/27追記:正式発表がきました。その記事→TREK Madone7 正式発表されましたね

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昨日、J-Sportsで、Critérium du Dauphinéを見ていたら、まったり走るアンディが変なバイクに乗っていた。ツールに向けた調整なのか分からないが、エヴァンスががっつりスプリントしているのに対して談笑しながら走っているやる気のなさであったが、逆にその為にカメラにゆっくり写るシーンが多く放映され、あれれ現行Madone 6.9 SSLとは違うなと。

で、朝起きたらVelo NewsでやはりTrek Madone 7として紹介されていた。

参考記事:Spotted: All-new Trek Madone 7

リブログするなんぞこのブログ的には趣旨に反しますが、私がこれだけTREKバイクを使っているのと、遂にフラグシップMadoneがリニューアルするってことで紹介しました(笑

All photos are courtesy from VeloNews.


from Velo News
これを見るとシートポストとシートステーのつなぎは、先日発売されたDomaneのIso Speedに造形が似ていますね。
ハブ軸受けの部分もボリュームが増しました。この辺弱かったんですかね。

あれれ、リアブレーキがない。


from Velo News
フォークエンドも少し前に出ていますね。なんとなくDomaneの設計思想に近いですね。というより最新のTREKのフレーム造形ポリシーとしてこの方向なんでしょうね。
ヘッドチューブのボリュームも増しています。アンディーバイクでしたらH1ジオメトリでしょうから、それを考えるとかなりヘッドチューブが伸びている気がするのですが・・・。
基本的にMadone 6.9SSLは、横広のトップチューブ・ダウンチューブでしたが、少し縦広になった感じでしょうか。他社のエアロロードに比べると全然”やりすぎて”ないですね。


ダウンチューブのへんなところからケーブルでていますね。少なくともカラーデザインは安定のTREKクオリティです(笑)=ダサイです。Project One必須でしょうなぁ。
更にスローピングが進んでいますかね?


BB90の文字が見えますね。そのあたりは変わらず。Duotapももちろん変わらず。UCIのシールが貼ってあるのでUCIのサイトみれば、前回のDomaneのように”Madone 7″っていう名前で登録されていますかね??

追記:登録されていました。http://www.uci.ch/Modules/BUILTIN/getObject.asp?MenuId=&ObjTypeCode=FILE&type=FILE&id=NjczMDE&LangId=1

Madoneはご存じの通りランスが練習につかっていた山の名前なので、(ランスが去った今)新しいバイクネームになるとおもったのですが”Madone”を使うのですね・・。がっかり。


やはりヘッドチューブの造形が変わりましたね。昨日のデゥーフィネでもヘッドチューブを見て”あれれ?ちょっと違う?”って思いました。
どうみてもフォークのトップとの段差が空力的にNGな気がするんだけども(笑

Domaneと同様に、リアのシフトケーブルはヘッドチューブの中間部より中に入るのですな。

こう見るとシートポストの留め具が非常に格好悪いですね。この辺はさすがに雑な感じがするので製品までに改良する気がします。


ヘッドチューブの造形は横から見ると大きくかわりましたね。Di2のケーブルもこんな所からはいっていますね。

??ダウンチューブに何か書いてありますね。 KAMMTAIL?ああ、 KVF(KammTail Virtual Foil)ってことですね。


とりあえず心配していた来年の製造ラインがこれで判明しました(笑)ほら、Domaneの製造がいろいろ噂されていたので。
明確にOCLV 700 + Handbuild in the United Statusですね。HexSLの米国製です。良かった。

DuraAce9000のワイヤー取り回しにこのワイヤー穴が対応しているようです。


トップチューブに、”7S”と読めるロゴが貼ってありますよね。
これは、7 Seriesの7Sかと思うのですが、その7シリーズにまたカーボンの差がでるのか否か?
一つ前の写真でOCLV 700という表示があり、またこの写真で”7S”とだけ。つまり7S SSLみたいな表記がないので、

OCLV 700 : Madone 7シリーズ(フラグシップ)だけに使われる米国HexSLカーボンバイク。そして米国製造
OCLV 600:新Madone 6シリーズ(現行6のマイナーアップ)。東レカーボン製バイク。組立のみ米国”アセンブリ”。Domaneと一緒の製造ライン
OCLV 500 以下:以下は今まで通り台湾製(旧TCTカーボン製造ライン)

っていう材料、製造拠点となると予想しましたがどうでしょうか?


リアブレーキがBBの下につきました。DuraAce 9000のブレーキですね。って、これはSuper Recordは取り付くのでしょうか・・・。リアだけDuraAceを使うのは嫌ですねぇ。

個人的にな感覚では、今までのブレーキ位置は、体の後ろにあって空力的にはめちゃくちゃな乱流状態ですから全然悪くないと思うんですよね。
実際にレースを見ていても、チームカーがリアブレーキを走りながら直したりしていますよね。それが下だとできないじゃないかと。
リアブレーキを直すと見せかけて結構選手を車で押しているので(笑)それも含めてBBアンダーブレーキって本当に必要なのかと。ホイール交換も面倒ではないのかな??BB30やISPと同様に1,2年流行って、微妙だと判明しまた戻るような気がします。

Madone 7楽しみですね!正式発表は今月末とのこと。

 

TREK Madone 7がDauphinéで走っていた。」への8件のフィードバック

  1. Miyashitaさん、こんにちは。

    New Madoneいよいよですね。一見あまり変わってないようで、結構色々やってるんですね。
    バッテリーも内蔵タイプだとすっきりしていていいなぁ。
    リアブレーキも早速この位置にもってくるとは。。
    ヘッドが太くがっしりした感じなのに、フォークが細くなったような気もしますが、このあたりも
    なんらかの意図があるんですかね?ヘッドが太くなって相対的に細く見えるだけかもしれませんけど。
    ツールでの活躍が楽しみですね。

    それと、Miyashitaさんのインプレ今から楽しみです(笑)

  2. こんにちは。

    New Madone来ましたね。TDF前に発表かと思っていましたが、Domaneのルーベ骨折キャンペーンをやっちまいまいしたから、なんとしてでもTDFを勝ちに行くってことでしょうね。新車をこのデューフィネで試すってことでしょうね。

    ああ、そうかバッテリーもポストに入っているってことですよね?この時期にこれですから、数ヶ月前からShimano / Trekは接近していたったことですね(歴史的に仲良いみたいですが)

    フォークの形状って私の中でよく分からなくなってきました。物理的にはどの方向に力がかかるから・・・とかいわゆる力学的な経験をもって乗ってみると結構印象が違う。Domaneの時もそうでした。新フォークがどうなるかですね。最近Madoneに乗っていると、優秀なのはフォークな気がしています。SLR01のフォークが逆に雑に感じるので、フォークって面白くも難しいなぁと。

    私のMadone7インプレはしばらくはショップ試乗車だけだと思います(笑) 残年ながら次期バイク計画は違うラインにあり、Madone7(という名前になるとは思っていませんでしたが)の発売は把握していましたが、Madone7にはしばらく行きませぬ!!(笑
    とはいえ、将来的にMadone7に行く時は、Project Oneで色を変えます。6.9SSLをセレクトカラーで買ったことを後悔する日々が続いているので(笑

  3. Miyashitaさん
    こんばんは

    Madone 7 だなんて Domane もちょっと高めの値付けなのにさらに上に行くのかと見上げてしまいました。

    リアブレーキが今まであった位置がすっきりしすぎていて、ちょっと不安になってしまいました (笑
    でもここの強度をブレーキのために強くする必要がなくなって、衝撃吸収性が向上というメリットもあるかもしれません。
    あとデザインの自由度が高まって面白いフレームが期待出来るかもしれません。(そうでもないかも)

    次期バイクは 6.9SSL を置き換えるメイン路線ですかー?
    それとも何かこだわった方向でしょうか。楽しみです。(笑

  4. Domaneの値付けを見ると同等か少し上くらいにMadone 7は設定されるでしょうね。フレームセットで45万~くらいではないでしょうか?(たぶん)

    おっしゃるとおりで、シートステーは振動吸収に集中させて、ブレーキ時の歪みはBB下で受けるっていう思想でしょうね。その思想を追求して、整備の利便性が犠牲になってしまうと思いますが。

    6.9 SSLはまだまだ使いますが、トレックストアでMadone7が入ったときに試乗するのは楽しみです。DomaneはIso Speedがあったので明確に違いがありましたが、6.9 SSL と 7で違いが分かるか楽しみです。同じOCLV 700 (HexSLカーボン)で素材も同じですし。

    何にしろ楽しみですね!

  5. ブレーキをどちらの位置でも付けられる、というフレームは無いような気がしますから
    各社ラインナップにバリエーションが出てきそうですね。

    New Madone は デューフィネ で活躍してくれた良いのですけど
    今のところ、う〜んって感じですね。
    TDF でシュレク、TREK かっこいい〜!ってなると良いなぁと思ってます。

  6. 中継見てて「あれ?やけにリア周りがスッキリしてるなぁ」と思ってたらやはりブレーキがあんな所に。
    メンテナンス性はどうなんでしょ??レースではちょくちょくリアタイヤ取り替えますよね。
    カラーリングはまぁ(笑)しょうがないっすね。

  7. カラーリングは、(本人達は一生懸命やっているんだとは思いますが)Project Oneをしろという意思表示なんだと思います(笑)

    あの中継の時に違和感ありましたものね。
    ブレーキはどうなんでしょう・・。写真のようにリアブレーキを調整するのにバイクを抱え上げていますから面倒ですよね。ブレーキの性能としてはシートステーよりもBBまわりのほうが強度的にも確保できるし良いとは思うのですが、メンテなりが何とも面倒ですよね・・。BMCの新車もBB下ですし、しばらくはやりそうですね。

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