安中榛名駅→横川(おぎのや釜飯)→碓氷峠→軽井沢→峰の茶屋:MTBツーリング

さて、いよいよ地元長野方面への峠ツーリングの開始です。4月になり気温や、積雪量を考慮しても行けるのでは?と判断し峠ツーリングに行ってきました。
今回は天気予報で軽井沢の温度が-5~-2度(早朝)の氷点下の為、路面凍結の可能性があったのと、それほど厳しい峠ではないということでMTBで行ってきました。

安中榛名駅→横川(釜飯:おぎのや)→碓氷峠(旧道、中山道)→軽井沢→中軽井沢→(ロマンチック街道)→峰の茶屋→軽井沢駅

ルートラボ:http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=9714c24b660bb24b3f766701a2606dfc

距離:63.5km
獲得標高:1462m


第1峠:碓氷峠(20~32km)
第2峠:ロマンチック街道の峰の茶屋までの峠(38~46km) *明確な峠の名前がありません。


正月の帰省依頼の長野新幹線。去年も峠行きの為に随分お世話になりました。自宅を選ぶ際に東京駅の近さを一つのポイントにしました。


安中榛名駅。今年も相当にお世話になると思われます。相変わらずのどかで素晴らしい駅です。ここに住んでいる方が実にうらやましい。
この駅前にヤマザキデイリーのコンビニがあるのも非常にポイントです。ただ、朝7~夜8時の営業なので注意が必要です。


安中榛名から走り出した瞬間に綺麗な道が。下りなのですがここから気持ち良すぎてテンションがあがります。ちなみに気温は3~5度位?


このあたりは秋間梅林というらしいです。道のサイドに梅の木がたくさん。綺麗でした。横川に行くまで標高的には下りになりますがアップダウンが多く良いウォームアップになります。
参考:安中市サイト”秋間梅林”:http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/bairin.html


国道18号を走って峠の釜飯”おぎのやドライブイン”到着。このブログで何度も登場していますが。
夏に比べて車の数が少ないです。この時期は何もイベントがありませんし。


で、釜飯。900円。子供の頃はもっと安かったのに1000円も間近(!?)です。とはいえ安定した旨さ。炊き込みご飯が好きなので何度食べてもおいしい。
朝飯を起床後軽く食べて、ここでしっかりと朝飯。

ちなみに、おぎのや”ドライブイン”なので大きなトイレがありますが、自転車は当然店の外に止めないといけないので、一応鍵は持っていた方がいいですね(あたりまえか)


過去にも解説していますが、横川から碓氷峠に向かう分岐を少し解説。

そもそも、この道は”中山道”の一部で碓氷峠と呼ばれていました。そこに国道18号が中山道に沿って敷かれ、今から登っていく”碓氷峠”になりました。
その後、あまりに細くてクネクネしているってことで、バイパスが造られて、”碓氷バイパス”が出来ました。

ここに注意点は、碓氷バイパスも、碓氷峠(旧道)も共に国道18号となっています。まとめると、

国道18号:旧道、碓氷峠、旧中山道→自転車にオススメの峠
国道18号:碓氷バイパス→車が多く楽しくない。排気ガスも臭い

現在、殆どの車(特にトラック)は碓氷バイパスを通っているので、旧道は空いていて、そして空気も綺麗です。よってチャリの連中は旧道に行くべきだと思います。


さて、旧道はもともと中山道だったので、この碓氷峠の登る前に宿場町があります。”坂本宿”というらしく、その名残が残っています。


中山道坂本宿の屋号一覧。クリックすると拡大。非常に赴きありますね。
一つ前の写真も”かぎや”です。もちろん文久元年の頃みたいにこの宿場町で全部の業種が残っているわけではありません(むしろ全く残っていない)
しかし、この坂本宿は当時の雰囲気を残そうと、一つ前の写真のような古い建物はもちろん、普通のお宅であっても、”昔の屋号”の看板を掲げています。


さて、坂本宿を越えると碓氷峠の上りが始まります。カーブにナンバリングされており、カーブ1からはじまって、184カーブが頂上です。
距離にして12kmの坂ですが、1~110カーブくらいまでは極めて緩い坂でロードバイクであればがんがんスピードを上げて登って行かれると思います。110~184位でやや傾斜が多くなりますが、それほどきつくありません。


名物のめがね橋。JR東日本のCMで吉永小百合さんがでているあれです。

この辺でよくニホンザルに遭遇します。


(安全を確認の上撮影しています)
極めて車も少なく、景色も綺麗で気持ち良い峠です。ここは是非一度は登っていただきたいと(急な傾斜がないので)思います。


というわけで登頂完了。今回は29er MTBで登りました。29er MTBでの峠越えは少し心配がありましたが全く問題はなく、むしろ超気持ち良かったです。
ロードバイクほどもちろんスピードがでませんが、トルクを掛ける度にタイヤから音がするので、そのリズムも含めとても気持ち良い上りでした。やっと峠に行ける気持ちよさで始終ニヤケまくり。


碓氷峠を越えると軽井沢です。一気に気温が下がり、そこら中に雪が。気温は1~2度くらい。浅間山が綺麗でした。


酷い写真ではありますが、走っている過程で浅間山の全形が見えるのは少ないんですよね。
軽井沢から18号を通って中軽井沢に向かいます。


ちょっと写真を貼りすぎているのでこの辺で。中軽井沢駅前から日本ロマンチック街道とぶつかって、鬼押し出しの方へ登る道があります。
この上り坂が激坂でなかなか刺激的です。9~14%くらい。なので、是非碓氷峠を登った後はこの坂を登っていただきたいですね。
峠の名前がないのですが、頂上付近に”峰の茶屋”という茶屋があります。


峠の名前がないので頂上付近にはこの看板があるだけ。雪がたくさんです。

ここでの気温は-2度でした。極めて寒い!

いつもであればこの峰の茶屋から長野原(北軽井沢)の方へ下りていくのですが今回は次の予定があるので速く帰京しなければならず、軽井沢駅の方に引き返し。
その際にいつもの苦手な下り・・・と思ったのですが、何せディスクブレーキなので下りが超楽しい!リムが熱くなるなんてことを気にする必要もないですし、そもそもこのデカイくて重いタイヤでのカーブはジャイロ剛性が働いてすごく楽しい。(乗ったことはないけど)おそらくモーターバイクはこのあたりの感覚が面白いんじゃないかと。タイヤのグリップが直ぐに負けるとかいう話ではなく、ロードバイクにもディスクブレーキが来て欲しいものですな。


さて、29er MTBの輪行ですが、なにせ車体もタイヤもデカイので普通の輪行バッグでは入りません。私はOSTRICHの超速FIVEを使っています。
とはいえ、これもギリギリで写真の様にハンドルは飛び出しています。サドルの部分はパンパン。サドルを下げれば良いのでしょうが、カーボンサドルピラーだとトルク管理が・・・ってことで特に下げることもないので袋が破けそうなくらいギリギリに入りっぷり。


タイヤカバーもぱんぱん(ギリギリ。タイヤの種類によっては入らないかも)。パッド閉じ防止の部品は一応付けて(挟んで)おきました。閉じちゃったら面倒なので。

今回は29er MTBでの峠越えが想像以上に楽しく新たな境地が開きました。もちろん許可などを確認する必要がありますが、峠に登っていると、峠の道ってその山の頂上は通らないのですよね。MTBで走行可能であれば、更に頂上まで登っていける可能性もあり、MTBでの峠越えの比率を上げていこうかと思っています。本当は車に積めると良いのでしょうが、車を買う予定は全くないので輪行でがんばるしかないですね。渋峠に登って、白根山まで登って行ければ良いのですが、登っていいのかなぁ・・。

 

 

 

 

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