浦安の復興を確認。

浦安・舞浜・葛西・若洲・お台場の定常ルートを走ってきました。震災前からも定期的に走っているお気に入りのコース。長野県出身だからでしょうか。海が見えるとウキウキする性格は変わっておりません。

明らかに復興は進んでいました。素晴らしいです。先日浦安を訪れた時の記事と比較いただければと思います。→浦安・舞浜ツーリング(液状化を確認)


道にあふれていた砂はどこかに行きました。その為、前回は砂嵐で呼吸も厳しかったのが相当改善されました。


電柱も復旧されておりました。


トイザラスの看板も傾いちゃったのですね。ワイヤーを貼って戻している作業中の様です。


この辺りは、あまり被害がなかったようです。


逆に生活に直結しないような、こういう部分はあまり進んでいませんでした。現地の人はどんどん立ち入り禁止区域に入ってジョギングなどをしています。


このジョギング、サイクリングロードは一部通行可能でした。この道は最高に気持ち良く、新浦安の素晴らしい公園だと思います。


この幼稚園も入り口が傾いていましたが、修復が進んでいます。


1mくらい持ち上がっていたマンホールも埋められていました。

さて、ここで少し疑問が起こっています。浦安をぐるぐる回ってきましたが、液状化の激しい地域と、問題ない地域がある気がしました
もともと陸、海、川があったところなど元のベースによって違いがでているなら問題ないのですが、人工的に埋め立てたにも関わらず液状化の差がでているのであればしっかりと調査すべきではないのかなと思いました。
勝手な妄想をすると、家を建てる前の土台作りを数mまで掘り起こして、土を混ぜてから作った土台と、上層だけ生地した土台では差が出たとか仮にあった場合には留意が必要なのかなと。今回は下水などライフラインがやられてしまったので写真の様に早急に復旧がなされましたが、仮に上記の様な調査結果により液状化に強い土台作りが分かった場合、もう一度掘り起こさなければならないのかなと。
土木は全く専門ではありませんのでよくわかりませんが、是非この震災の傷跡を冷静に評価して対策をしてもらいたいと思います。海に囲まれている国ですから全海岸沿いに人が住んでいますものね。


さて、ツーリング中に緊急地震速報が来ました。チャリでも揺れを確認。Twitterで確認すると”一応津波の可能性があるので注意”とのこと。
そこで、ダッシュで海側から離れました。その時の写真。風が強くて津波なのか風波なのかよくわかりません(結果的に津波は来ていません)
やはり海近くに居るときに地震が起きるとびびりますね。


ディズニーリゾートの回りの道にはこうやって椰子の木(?)が植えてあるわけですが、その表皮が剥がれて道に落下しています。
それを、ディズニーのスタッフが、一つ一つ拾い集めて歩いていました。
こういった裏方の努力が、夢の国と言われるゆえんなのでしょうね(ほとんど行ったこと無いのでわからんですが)
ミッキーなどのメインキャスト以外でも多くの人の努力でディズニーは支えられているなぁと感じました。


葛西臨海公園の桜道。もう散る直前でした。今年の桜は多くの場所で見られましたが綺麗でした。たとえ放射線が飛んでこようとも。


今回のお供もTREK Madoneです。ホイールは、久しぶりにMavic R-Sys SL + Continental GP 4000S (クリンチャー)です。
久しぶりのクリンチャーでしたが、とっても良い感じでした。ローハイトなのでハンドルも楽ですし・・。もう乗り心地良すぎて、乗っていてついニヤけてしまうレベル(危ない)
この組み合わせだとどんなロングライドでも疲れなさそうな気になりました。アルミリムのクリンチャーはホント気楽ですね。持ち物も少なくて良いです。(予想通りだけど)クリンチャー万歳。
一方で、アルミリムが銀色だと、見た目かっこ悪いですね・・・(写真の通り)。外観はあきらめるしかないのですが、良いホイールです。
もう少し後にまとめたいと思いますが、Canyon Ultimate CF SLXとの差が分かってきました。全然違いますが、両方とも素晴らしい自転車で、甲乙の違いではなく個性の違いかなと。安直な表現を使えば、Canyonの方が”そぎ落とされたSolid”な感じです。TREKはとにかく滑らかでまろやかです。これはCanyonの方が好きな人も絶対に多いと思われる”個性”の差だと思っています。全く計測する予定も手段もないのですが、イメージだけでいえば、何かレースをした場合にCanyonの方が辛いけど速そうな”イメージ”です。現時点で、チームも個人タイトルも世界No.1のMadone6 SSLが劣るはずがありませんから、あくまでイメージです。

またあまりにボントレガー inForm RXLサドルだと尻が痛いので、Selle Italia SLR Kit Carbonio Flowに変更しました。もう乗り心地は最高。今までサドルに悩んでいる方のブログを多く拝見していたのですが私には無縁でした。しかしそれは私の尻が柔軟じゃなくて、もともとSelle Italiaと相性が良かっただけでした。で、問題はそこから。SLR Kit Carbonio Flowはレールがカーボンであるため、レール断面が円ではなく、縦長の楕円です。この形状はMadone6のシートマストキャップはつけられません。理由は横から挟み込むタイプなのでレールが円じゃないと掴めないのです(フィットしない)。で上の写真は無理やりつけて走りました。しかし段差を超えたときにバキっと(笑)やはり面接点ではなく、線接点で固定されたサドルは危険です!というわけで、レールが円形状のSelle Italis SLR XPに変更しました。これはCanyon Ultimate CF SLXに付いていた物です。逆にCarbonio FlowはCanyonの”普通”のシートポストに付きました。せっかくデザインもかっこよく軽量なCarbonioだったのにMadoneで使えなくて残念極まりないです・・・。

2011/04/19追記:コメント欄にて、saito様より、”ボントレガー:カーボンレールアダプター”の紹介を頂きました。情弱でした。このアダプターを介せば、上記のカーボンレールサドルも取付られそうです・・・。

2011/05/3追記:結局、Selle Italia SLR TTというチタンレールのサドルが、軽量で且つ、レールの断面が円形で取り付けられましたので、Madoneの標準シートキャップにはこのサドルをつけました。詳しくは、Canyon Ultimate CF SLXとTREK Madone 6 SSLの連日の乗り比べ

浦安の復興を確認。」への12件のフィードバック

  1. 震災後の液状化について調べている時に、こちらのサイトを見つけました。
    以来、とても鮮明で綺麗な写真と、独自の視点を持って生活をされている様子に感心し、時々拝見させていただいてます。
    私はロサンゼルスに10年以上住んでいますが、日本の液状化となった道路の様子は、こちらの普通の状態の道路よりも全く状態が良く、又、今回の浦安の修復写真を拝見し、日本の工事技術と短期間で事を成す様子に、大変羨ましく感じました。
    海外ではこうは行きません。日本人が普通に感じて行っている、こうした工事や修理の迅速さは、他に例を見ません。
    ロサンゼルスの道路は、本当にいつまでたってもボロボロです。日本を見習って欲しい・・・。
    これからも、サイトを楽しみに見させていただきます。
    素敵な写真、心が晴れ晴れします。

  2. はじめまして。

    私のテキトーな内容の記事にコメント頂きありがとうございます。
    ロサンゼルスにお住まいなのですね。何かの記事で日本の道路補修のスピードが海外で特集されていたと読みました。3週間前からの復旧のスピードは凄まじく、海側の公園などはまだ手つかずですが、人が住む部分に関してはかなり進んでおりました。LAの道はいつまでたってもボロボロというのが驚きました。荒れていても修復しないのでしょうか?国民性なのか、道路族が強いのでしょうか・・。

    こんな稚拙なブログではありますが、足を運んでもらえれば幸いです。

  3. 地震の液状化について私は専門的な事は全く判りませんが、神戸での大震災で感じた事を書かせてもらいます。
    私の家は神戸では比較的古い地区の兵庫区の港に面したところにあって家の前は平清盛時代に掘ったといわれている運河になってます。だから古い時代の埋め立て地で、35年前に家を建て替えた時に地面を掘ると砂ばかりでした。
    だから基礎をコンクリートでしっかりと箱状にしてその上に3階立の鉄骨ビルてを立てたのですが、矢張り砂上の楼閣と言うか、大地震でゆすられて約30cm程沈んでおまけに5度傾いていました。 だから家の中においてた車がひどい
    段差のために外に出す事が出来なくなって大困りでした。 新築時に杭を打たなかったのが悔やまれす。

    だけど幸いなことに数百年昔の埋め立ての土地だからか?下から水が噴出すような液状化は有りませんでした。
    ただ海岸は直己さんの6枚目の写真と同じように道路が凸凹になったり斜めになったりして車の通行が出来ないような壊滅状態でした。

    それに比べて30~40年前に新しく神戸港に作った人口島〔ポートアイランド)は全島各地から水が噴出してあちこちに池が出来たりしてました。 ただ大きなビルとか、人口島の交通機関のポートライナーの高架は足の下に多くの杭を打ち込んであったのでびくともしなかったので その周辺の道路は波打っていてとても車で走るのは大変でした。
    今回の地震で 舟橋の知人に電話で状況を聞いたところ矢張り海岸地区は埋め立てだったので 液状化がひどくて
    大変だそうです。

    私は神戸の地震のときに『液状化』と言う言葉を始めて知りましたが 矢張り自然ではなく人工的に作った土地は無理があるのだなーと痛感しました。

    神戸も17年経って今は殆ど地震の面影は有りません。今回の東北の地震は神戸に比べると津波と原発被害が有ったのでその分ひどいとは思います。 復興も非常に大変だとは思いますが何とか皆さん頑張って欲しいものです。

      

  4. K884さん

    なるほど大変貴重な体験談を教えてくださりありがとうございます。
    神戸の時にもやはり、ポートアイランド周辺の人口島はどこもだめだったのですね。
    そう考えると、浦安も基本的には多少の工夫で解決できるものではなく、そもそも人口島で若い土地は難しいと考えた方が良さそうですね。
    それにしても、5度傾くってすごいですね。まったく生活は難しい状況ですね。
    神戸も17年経って面影もなくなって来たとのことで、今回の震災でも同じように復興していってもらいたいです。ただ、津波の地方は、また同じ場所に住むのか。その際の土地所有をどうするのかなど難しい問題が残っていますね。東京に住んでいる我々ができることは相変わらず経済を回すことですが、震災地の方々の苦労を感じますと、敢えて平常心を保って経済を回すことが良いのかやはり考えてしまいますね(自粛は私はしませんので、普通に生活しておりますが)

  5. @miyashita

    LAの道路事情が酷いのは、多分に市の予算がないことが原因だと思います。
    ちょっとした部分を修理するだけでも、何ヶ月もかけて、のんび~りと数人で日中行っています。日本なら、数日要するかどうかくらいの量の仕事です。

    車を運転していると、いきなり道の真ん中で、ガクンとタイヤが、車本体にダメージが出るのに丁度いい大きさの穴に落ちることがあります。そんな危険な状態でも、修理はされません。景気の良かった数年前は、時として、そうした穴にアスファルトを注ぎ込んで、部分修復をすることは稀に見かけました。(日本なら、そんな穴や亀裂にチマチマとアスファルトを部分注入するような事はせず、道幅全体の修復をさっさと行います。)

    しかし、高級住宅街を通る道だけは、日本並みにスムーズに整備されています。
    例えば、ビバリーヒルズは市とは独立した街として機能しているので、独自の警察も持っています。もちろん、税金もたっぷり払っています。その街では、道がとても綺麗に整備されているのですが、隣接するハリウッド(名前から受けるイメージとは程遠く、低所得層の多く住んでいる街)など、街に入った途端、ガタガタした道のまま、放って置かれています。
    道続きであっても、別の町名になると、いきなり道が荒れたり、少しはマシになったり。税金を納める金額によって、道が綺麗に整備されるかどうか、誰の目にも分かるように処理されています。

    国民性かどうか・・・ん~確かに、感覚がかなり粗いことは確かです。
    日本は美を日常に取り入れ、誰もが美しい環境の中にいたいと願うし、そうした中にいるのが当然という感覚を持っています。(日本にいると、特に意識しないでしょうが。)
    日本では、田舎であっても、都会であっても、どこを見渡しても、美しいものが溢れています。皆、美しく生活することを心地よく感じているし、その為に、マメに清掃をしたり、物を整えたりしています。
    ホームレスの人達でさえ、小奇麗にダンボールの家の周りを整え、靴を脱いでダンボールの家に入る様子は、他の国の人達には、ちょっと考えられない意識の高さです。

    今回の震災後の復興を、世界中が注目して見ています。
    日本人の当たり前が、世界の人々を驚かすレベルの高さであるということを、日本人が当たり前の事を当たり前にやる姿を通して、教え、世界の優れたモデルとして君臨することとなるでしょう。

  6. catnmusicさん

    なーるほど。財政面の問題もあるのですね。日本はご存じかと思いますが、 2~3月になると各自治体+道路屋の昔からのつきあいで、予算使い切りとして、壊れてもない道路を掘り返して再度塗り直します。我々からみたら、渋滞にもなるし、いちいち掘り返すなよと思うのですが、ああいった破壊前での補修が実は日本の道路状況の良質化に繋がっているのかもしれませんね(笑

    アスファルトは部分補修だとボコボコになっちゃってすごく走りづらいですものね。

    日本のホームレスの人達の一部は、マメですよね。ほぼ芸術ともいえる段ボールハウスが形成されていますし、ちゃんと縄張りもあるみたいですし。

    今回の震災では、寿司、ハラキリの他に日本の国民性の一部を世界に伝えることになってしまいましたね。

  7. 「バキッ」って、レールが折れた訳ではないんですね。良かった。
    赤いスピードプレイの感想もぜひお聞きしたいです。

  8. 20さん

    はい。カーボンレールでしたが破損には繋がらず、ズルってずれた感じです。前あがりになったので、帰宅まで走りにくかったですが・・(笑)今回、サイズが56(ホリゾンタルではないのでフレームによってなんの比較にもなりませんが)なので、ポストが限界まで出ているんですよね。見た目はかっこいいですが、これ以上あげるには、Madone6用のロングシートマストキャップを買わないと行けないので(高い!)、少し心配です・・・。

    さて、赤のスピードプレイですが、これは残念ながら(!?)ゼロステンレスです。チタンではございません。購入時からグリスが飛んでおり、お世話になっているプロショップの方に速攻で指摘されグリスガンで積めてもらいましたが、スピードプレイは購入時からグリスのメンテは必要みたいですね。両面キャッチなので、スピードプレイが最もビンディングペダルとしてはイケてるのではないかと、スピードプレイしか使ったことない私は思っています(笑

  9. miyashitaさん こんばんは。

    Selle Italia SLR Kit Carbonio Flowですね。このサドル乗り心地いいですよね。
    逆にちょっと柔らかすぎるきらいがあるかもしれません。madoneに取付けられなかったのは残念でしたね。

    私も先日幕張方面に行ってみましたが、やはり、まだかなり液状化の爪あとが残っていました。明らかに傾いた家などもあって見るに忍びない思いがしました。
    まぁ、我々ができることと言えば、やはり経済を回すことが良いのだと思います。
    ここの所デフレに傾いていた日本経済にとって需要が増えることでバランスをとるきっかけになりうると思います。ここで変に自粛しては経済成長も止まり、結局被災した方々への今後の生活にも関わることになりません。
    いずれにしても地震については関東に住んでいる人間にとっても明日は我が身ですしね。

  10. C階段さん

    こんにちは。C階段さんも先日の記事で同Selle Italiaのサドルをお使いと書いてございましたね。良いサドルですよね。どうもカーボンレースだと円断面形状ではないようなので、金属製にしないといけないようです。いろいろ探していたところ、SLR TTというのがチタンレールバージョンでしたので、今度それにしてみたいと思います。SLR XPをほしがっている知人が居たので。

    明らかに傾いている家は、まだまだありましたよね。主にライフラインインフラを早急におこなったようで、個人復旧は補償も含めもう少し時間がかかりそうですね。被災の方はもう少し大変な生活が続くと思いますが、スマートにお過ごし頂きたいと思います。

    昨日も神奈川で地震が起きましたし今日にも関東直下だってありえますよね。気をつけれるものではありませんが、いつでもロードバイクで200kmは走れるように準備しておきたいです(えっ?

  11. saito.tさん

    ぎゃー!!こんなアイテムが・・・。そうですよね・・。あるはずですよね・・・。
    大変参考になりました。

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