Garmin Fenixの新ファームウェア(v3.1)が公開と初期捕捉遅延問題について。

2012/12/07追記:新ファームウェア Ver3.0が公開されました。初期GPS捕捉の改善は項目に含まれていませんね。610になれちゃうと、遅くて仕方がないのですが・・・。
2013/01/18追記:ver3.1ファーム公開。

******** 以下本分 ************

Garmin Fenixに新ファームウェア ver 2.9が公開されました(2012/11/01)→3.1

fenix software version 2.90 as of November 1, 201
http://www8.garmin.com/support/download_details.jsp?id=5809

新たに”Indoor Training”というのが追加されたようです。
http://garmin.blogs.com/softwareupdates/2012/11/getting-fit-with-fenix.html
なにやら、室内でFoot Podみたいなデバイスをつけて動くのでしょうか。私は全く使い道がありません(笑)

v2.9になり、各部の修正が入りましたが、衛星の捕捉問題の改善は今回含まれていません。

衛星の捕捉問題に関しては、前の記事をご覧ください。
参考:Garmin Fenix その後の雑感。

ここで少し述べているように、GPS On (start)してから位置が決定されるまでの時間が、Forerunner 610, 910XTに比べて圧倒的に遅いという問題です。

その後、いろいろな場面で試してみたところいろいろ分かりました。コツは、(他のgarmin製品も同様で基本的な話ですが)、「GPSをOnにする時には、十分に空視界が確保されているところで行う」というものです。

前日に使っているのであれば、ほぼ最新のGPS衛星の軌道情報は持っていますから、Onにする時刻から、おおよそ見える衛星は推定できるはずです。しかし、ビルなどの影で空が狭くGPSからの電波が届かない場合、Fenixとしては、この時間ならこの衛星が見えるはずなのに、電波が入ってこない→ユーザーはGPS Offの間に長距離移動した?などと判断し、今受けている電波だけ(見えている衛星だけ)で新たに位置計測のアルゴリズムを回し始めます。これがFenixは特に遅い。というわけで、日本橋のビルの間でも交差点など少しでも空が広いところでOnにすれば、それなりに衛星の電波が受かるので、0からリセット計測ではなく、それなりに早く決まる傾向があることがわかりました。上記のアルゴリズム云々の話は、原理を考えての推測ですが、まぁ、この3週間の利用を見る限り、電源Onの場所を気にすれば初期捕捉の時間は短縮できそうです。

この問題はgarminに報告しても良いかもしれませんね。自然豊かな、ビルにも囲まれていない環境で開発・テストしている場合、そもそもこの現象を把握していないかもしれません。

さて、Fenixですが、やはりGPSを明確にOFFにできるのが610よりは良いですね。610は、GPSをオフに強制的にできないため、バッテリーに影響がありますし、時間が経ってGPSがオフになるときにアラームがなり、映画館などで困ります(笑)。610とFenixはそもそも用途がちがいますが、日常腕時計として見たときには両者一長一短ありそうです。

2012/11/28 追記:この記事の続報を書きました。Garmin Fenix 初期衛星捕捉遅延問題その後。

 

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